ワクチン接種完了なら検査免除 EU域内移動、欧州委提案
(VOVWORLD) -欧州連合(EU)欧州委員会は31日、新型コロナウイルスワクチンの接種完了者には、EU域内の国境間の移動に際して義務付けられている検査や自主隔離を免除することを加盟国に提案しました。
(写真:ロイター) |
夏の観光シーズンを控え域内の移動規制を緩和します。
フォンデアライエン欧州委員長はツイッターで「欧州の人々は安全でくつろげる夏を楽しむべきだ」と強調しました。加盟国による承認を経て、国ごとの判断で実施します。
免除対象とするのは、ワクチン接種完了から14日間が経過した人です。コロナ感染からの回復者もPCR検査の陰性結果から180日以内なら対象とします。いずれもEUが7月の導入を目指す加盟国共通のデジタル接種証明書を活用します。
また、PCR検査なら渡航前72時間以内、迅速抗原検査なら48時間以内の陰性証明を持つ人は自主隔離を免除します。未成年者については、これらの免除対象となる親に同行する場合、自主隔離を求めません。
EU加盟国は、域外からの渡航に関しても不要不急の場合も含め、ワクチン接種完了者には入国を認めることに合意しています。